多くの方に弾性ストキングが使用されるようになり、医療現場では肺塞栓症(エコノミークラス症候群)DVT等の発症率は低下してきています。
その一方で使用数の増加に伴い、着脱の方法やスキントラブルの報告が増えてきていることも事実です。
弾性ストッキングは「一般医療機器(クラス1)に分類され、重篤な合併症が少なく安全な医療機器とされています」が、その使用に際しては十分な確認と注意が必要です。
法律)1.一般医療機器(クラスⅠ)
「高度管理医療機器及び管理医療機器以外の医療機器であって、副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがないものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聞いて指定するものをいう。」(薬事法第二条第7項)
以下、着用前にご確認いただきたい事項
- 医師の指示の確認
- 添付文章の「禁忌・禁止」に記載されている内容に該当していないか?確認
- 着用の必要性 重要性 有害事象
- 弾性ストッキングの選択 ハイソックスタイプ ストッキングタイプ
- 足の周径の測定を行い 適切なサイズを選択
- 使用後トラブルがあった場合は医師の診断を受ける
平成26年8月27日(水)
大阪府 健康医療部 薬務課
医療機器グループ 資料より抜粋